女性ホルモンマネジメントセミナー生活リズムを整えよう。
- 社外活動

月経に関するいろいろな悩み。なんとなく「怖い」と感じていたことも、吉形先生の話を聞いているうちに、生徒さんたちも気持ちがほぐれてきました。
最後の質疑応答では、先生を囲んでざっくばらんな女子トーク。
「私の生理は重たいの?」「ピルが避妊だけじゃないと知れました」のほか、「先生はいつ医者を志したのですか?」という進路に悩む十代ならではの質問も。
自分の描いた未来のためには、女性ホルモンの知識と、自分でできるセルフケアが大切です。最後に吉形先生から今から気を付けてほしいライフスタイルのお話です。
基礎体温をつけよう
コロナ禍になり、体温を測る機会が増えました。理想の平熱は36.8~37.1℃。50年前の日本人の平均体温は36.8℃、そして現在は平均36.2℃なので、随分低体温の方が増えています。
低体温は冷え、月経痛、風邪を引きやすいなどにつながるので、理想の平熱に近づくようにしたいです。そして、基礎体温。女性は月経の周期で体温が変わるので、自分の平熱を知ることと合わせて基礎体温をつけることを習慣にしましょう。
理想の平熱に近づくための対策は、運動と食事。できることから習慣にしていきましょう。

生活リズムを整えよう_睡眠
良い睡眠をとると成長ホルモンが分泌されます。それは女性も男性も同じ。成長ホルモンが分泌されるとどんないいことがあるのでしょうか?
性ホルモンの働きを高めること、新陳代謝が高まり肌質をよくする、疲労回復など。こんなに大切な働きが「夜暗くなったら眠る」だけなのに、それがなかなかできないのが現実です。
寝る3時間前から照明を暗くして眠る準備をします。そして寝室にはスマートフォンを持ち込まない。ここで会場内では大きなざわめきが・・・(笑)。スマホを握りしめて寝てしまうことありますよね。
しかし講演後のアンケートには、「よく寝るようにする」というコメントが多数あり、高校生にも睡眠の大切さが伝わったようです。
今からコツコツ。骨貯金
将来に向けて大事な骨貯金。10代の生徒さんからするとずっと先の骨粗しょう症。しかし骨貯金で、骨にアドバンテージを作っておくことが大事、そしてそれは20代までに骨量ピークを上げておくことにあります。
そのためには先ほど温活でも説明した運動と食事が重要になります。 20代が骨量のピーク、そして、50代、60代で一番骨密度が下がります。70代からは骨密度が落ちるのに加え、骨折のリスクが高まります。
今から20代には戻れませんが、今からでも遅くはありません。運動、食事、そして睡眠で、生活リズムを整えていきましょう。