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【Part3】高校生向け女性ホルモンマネジメントセミナー_私らしく素敵な大人になるためのライフスタイル。

  • 社外活動

月経に関するいろいろな悩み。なんとなく「怖い」と感じていたことも、吉形先生の話を聞いているうちに、生徒さんたちも気持ちがほぐれてきました。

最後の質疑応答では、先生を囲んでざっくばらんな女子トーク。「私の生理は重たいの?」「ピルが避妊だけじゃないと知れました」のほか、「先生はいつ医者を志したのですか?」という進路に悩む十代ならではの質問も。 

自分の描いた未来のためには、女性ホルモンの知識と、自分でできるセルフケアが大切です。最後に吉形先生から今から気を付けてほしいライフスタイルのお話です。

温活_基礎体温を測ろう

コロナ禍になり、体温を測る機会が増えました。理想の平熱は36.8~37.1℃。50年前の日本人の平均体温は36.8℃、そして現在は平均36.2℃なので、随分低体温の方が増えています。

低体温は冷え、月経痛、風邪を引きやすいなどにつながるので、理想の平熱に近づくようにしたいです。そして、基礎体温。女性は月経の周期で体温が変わるので、自分の平熱を知ることと合わせて基礎体温をつけることを習慣にしましょう。

理想の平熱に近づくための対策は、運動と食事。大人女性の皆さん、私たちもこの習慣を取り入れて、低体温を改善していきましょう。 

低体温対策のすすめ ~筋肉を増やすことを意識しましょう~ 

①   ウォーキング30分_息が弾むくらいの早歩き 

②   入浴5~10分_長湯は肌の乾燥に注意

③   食事_タンパク質、鉄分を意識して食べましょう 

 

~冷え&ホルモンバランス対策の食材を取り入れましょう~ 

①   ビタミンE_血行促進、ホルモンバランス改善

②   大豆イソフラボン(エクオール)_ホルモンバランス改善、抗酸化作用 

③   カルシウムとビタミンD_骨と筋肉を強くする 

④   香味野菜_血行促進、免疫アップ、食物繊維

睡眠_生活リズムを整えよう

良い睡眠をとると成長ホルモンが分泌されます。それは女性も男性も同じ。成長ホルモンが分泌されるとどんないいことがあるのでしょうか?

性ホルモンの働きを高めること、新陳代謝が高まり肌質をよくする、疲労回復など。こんなに大切な働きが「夜暗くなったら眠る」だけなのに、それがなかなかできないのが現実です。

寝る3時間前から照明を暗くして眠る準備をします。そして寝室にはスマートフォンを持ち込まない。ここで会場内では大きなざわめきが・・・(笑)。スマホを握りしめて寝てしまうことありますよね。しかし講演後のアンケートには、「よく寝るようにする」というコメントが多数あり、高校生にも睡眠の大切さが伝わったようです。

骨活_骨貯金をつくろう

将来に向けて大事な骨貯金。10代の生徒さんからするとずっと先の骨粗鬆症。しかし骨貯金で、骨にアドバンテージを作っておくことが大事、そしてそれは20代までに骨量ピークを上げておくことにあります。

そのためには先ほど温活でも説明した運動と食事が重要になります。 20代が骨量のピーク、そして、50代、60代で一番骨密度が下がります。70代からは骨密度が落ちるのに加え、骨折のリスクが高まります。 

骨粗鬆症による見た目の変化を70歳でシュミレーションをしたスライドをもとに説明。同じ年齢でも70歳になると過ごし方により見た目に変化がでてきます。ヒールをはいてまっすぐ立っていられる人もいれば、杖をついたり、車いすの生活を余儀なくされたり。

今から20代には戻れませんが、今からでも遅くはありません。運動、食事、そして睡眠で、生活リズムを整えていきましょう。

吉形先生おすすめ食材

先生が普段から意識して食べている食材を教えてくれました。ビタミンEが含まれるナッツやアボカド。大豆イソフラボンで発酵食品の納豆。普段自分が食べているものにどんな栄養が含まれているのか意識してみましょう。