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女性ホルモンマネジメントセミナー_婦人科疾患予防のためのセルフケア

  • 社外活動

みなさんはデリケートゾーンのケア、どうしていますか? 

 

冒頭先生の質問からスタートしたこのテーマ。大人女性世代としては、母親からお湯で洗えば十分だと教えられて育ち、そしてそれを娘にも伝えているのではないでしょうか?

 

昔とはライフステージも変わり、寿命も長くなり、自分の体を自分で守るためにはセルフケアが大切です。

腟の乳酸菌によって守られている

私たちの体はたくさんの菌によって守られています。それは生殖器についても同じです。

では生殖器にすむ善玉菌は何をしているのでしょうか?病原菌感染、性病、HPV(ヒトパピローマウイルス:子宮頸がんの原因ウイルス)などの感染、婦人科がんのリスクから体を守る働きをしています。

通常、女性ホルモンが善玉菌を作る働きがありますが、ストレス、疲労の蓄積、不規則な生活はホルモンバランスが乱れる原因です。

「女性も男性も生殖器の免疫力を高めておくことが大事」、と吉形先生。

腸内環境は「腸活」という言葉があるように、食事や運動で気を付ける生活をされている方も多いと思いますが、次に意識したいのは「腟活」です。

善玉菌といっても、腸と腟では理想的な善玉菌の種類やパターンが異なります。

免疫力を高めるために基本のセルフケア

吉形先生が調べた調査(2021年 健常女性69名27~76歳)では、8割の人が体を洗うもの(=ボディーソープなど)でフェムゾーン(デリケートゾーン)を洗っているという結果に。

汚れを落としたい、清潔にしたいという気持ちはわかりますが、実は一番やってはいけないこと。と吉形先生。

フェムゾーン(デリケートゾーン)用のソープで洗わないと、腟内を守っている大切な善玉菌まで洗い流してしまうからです。 

髪はシャンプーで、顔は洗顔フォーム、それぞれ専用のもので洗っています。フェムゾーン(デリケートゾーン)も同じ。その環境にあった成分で洗うことが大切です。

私らしく大人になるために

女性ホルモンによって左右される私たちの身体は、自分でケアできることがたくさんあります。私らしく”これから”を過ごしていけるように、ホルモンと上手に付き合って身体づくりをしていきましょう。 

①   自分のライフステージをイメージする 

②   正しい月経と月経周期を理解して、気になる症状は婦人科へ

③   女性ホルモンの減少後に起きる身体の変化を知っておく

④    基本の生活習慣 温活・骨活・睡眠 +腟活

すでに大人という方も、これからのライスステージをイメージしてみませんか?女性ホルモンと上手に付き合って、明るい未来を作っていきましょう。