汚れは落としてうるおいは残す。フェムゾーン用ソープのひみつ
- フェムケア

洗顔フォームや、頭皮用のソープなど、部位によってソープを使い分けている人も多いことでしょう。
でしたらその流れで、フェムゾーン用のソープを選んでみるのはいかがでしょうか?
・たくさんあって何を選んでいいのか、わからない
・デリケートな場所だから使うのに抵抗がある
近頃、フェムゾーン(デリケートゾーン)用のアイテムが増えています。そこで、数あるケア商品の中から何を重視して選べばいいのかをみていきましょう。
汚れを落として保湿もできるものを
健康な腟粘膜は自浄作用(自らきれいになる力)があり、お肌と同じ酸性の状態を維持しています。
体の一部だから体を洗う石鹸でそのまま洗う方も多いと思いますが、一般的なボディソープはpHが9.0~11.0のアルカリ性で洗浄力が強いとされています。今までは何も感じなかったけど、洗うと「ヒリヒリ」や「ピリピリ」を感じる場合、もしかしたらボディソープの刺激が強いのかもしれません。
お湯で洗い流しています、という場合、石鹸による刺激はありませんが、今度は汚れがしっかり落とせない可能性があります。フェムゾーン(デリケートゾーン)は、体の中で一番汚れやすいところ。皮脂分泌もさかんで、汗・尿・経血・おりものが混ざった汚れがこびりついて落ちない場所でもあります。
フェムゾーン(デリケートゾーン)用ソープのpHが書いていない場合もあるので、まずは試してみて自分の肌に合うのか確認してみるとよいと思います。
普段使っていても、日によって刺激を感じることもあるかもしれません。そんな時はお湯で洗うようにして、体が疲れているならしっかり休むようにしましょう。

腟内フローラを整えよう。
鏡をみれば、顔のしみや、しわは見ることができ、年齢の変化を感じることがあります。同じようにフェムゾーン(デリケートゾーン)も年齢とともに変化をしていきます。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減ると、個人差はありますが肌と同じように腟も乾燥し、萎縮しています。
違和感や痛みを感じるだけでなく、腟内に住むラクトバチルス乳酸菌が年齢とともに減っていくことで細菌感染しやすくなり、やがて萎縮性腟炎や慢性的な尿トラブルにもつながっていきます。腟内にすむ善玉菌を育てていくことが、トラブルを防ぐ近道です。
洗い過ぎて腟の上皮細胞を無理にはがさないように、フェムゾーン(デリケートゾーン)用のソープを使い、洗ったあとは必ず保湿をして、うるおいと乳酸菌を補っていきましょう。
使うことで気分が上がる、フェムゾーンケアの効果
フェムゾーン(デリケートゾーン)のケアをしていますか?と聞くと今一つ踏む出せない人が多いのが現状です。顔や頭、体は専用のソープで洗っても、さらにもう1商品増やすとなると、少し面倒に感じるのかもしれません。
フェムゾーン(デリケートゾーン)ケアをすることによる効果として、においやかゆみといったトラブルがなくなりましたという声のほかに、「イライラしなくなりました」というお声も多いのです。
大切な場所を正しくケアをすることで、心身ともにリラックスすることができます。スキンケアの一つとして、ぜひフェムゾーン(デリケートゾーン)ケアを習慣にしていきましょう。