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保存版!医師が教える正しいデリケートゾーンの洗い方

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欧米では、日々当たり前にケアする場所として認知されているデリケートゾーン。幼い頃から、親が正しい洗い方を教える習慣も定着しています。

一方、日本では、たとえ親子であってもデリケートゾーンについては話題にしづらい風潮があり、正しい洗い方を知る機会はほとんどないといえるでしょう。そのため、自己流で間違った洗い方をしていたり、ケアを怠っていたりした結果、かゆみや痛み、においなどのトラブルに見舞われることも。

 

そこで今回は、今からでも絶対に知っておいてほしいデリケートゾーンの正しい洗い方について、医師・吉形玲美先生に教えていただきました。

まずは正しい姿勢で

できれば、開脚スクワットのように、つま先を外に向けて足を広げ、ひざを曲げてしゃがんだ姿勢をとると、まんべんなく洗えていいですね。お風呂の椅子に座るなら、低めの椅子のほうがしっかり足を広げられると思います。

 

必ず守ってほしい、洗う順番

デリケートゾーンの周りには尿道と肛門があります。雑菌や汚れはお尻の周りが最も多いので、トイレで尿や便を拭くときと同じように、前から後ろへ洗っていきましょう。

最初にアンダーヘアを洗って、尿道口まわり、腟口、肛門という順番です。肌に負担をかけることなく広い範囲を洗えるよう、ソープをしっかり泡立てるのも忘れずに。泡で出てくるタイプの洗浄剤は、手軽なだけでなく常に一定の弾力で洗えるのでおすすめです。

腟口と尿道口の両側にある大陰唇と小陰唇のヒダの内側は、恥垢と呼ばれる白いカスのような汚れが溜まりやすくなります。トイレットペーパーの残りもつきやすい部分ですから、特に丁寧に洗ってください。

といっても、ゴシゴシこするのはNGです。顔を洗うときと同じように、指の腹を使って丁寧に優しく洗っていきましょう。

すすぎすぎには要注意!

前から後ろにむかってシャワーなどですすぎます。

真下からシャワーをあてると腟口に水が入るので、なるべく入れないようにしましょう。

 

洗い終わった後の保湿ケアも習慣にして

タオルで水分をふき取ってから、赤枠の中、広い範囲をクリームで保湿します。下着で締めつけられる鼠径部もやさしくマッサージします。

乾燥していないから洗いっぱなしで大丈夫。そう思っている方も多いかもしれません。

しかし、お風呂上りの肌は、お湯やシャワーによってpHが中性になっているので、なるべく早く弱酸性の状態に戻してあげることが大切です。弱酸性のクリームやオイルで保湿とpHのケアを同時に行うとよいでしょう。

保湿をしてみて初めて自分のデリケートゾーンの乾燥に気付いた、というお声も多くいただきます。年齢にかかわらず、是非一度お試しを。