女性ホルモンマネジメントセミナー~私らしく大人になるために~
- 社外活動

「私らしく大人になるために~女性ホルモンマネジメントのすすめ~」と題して高校生の皆さんにセミナーを開催いたしました。
会場となった渋谷教育学園渋谷高等学校は、昨年も吉形先生のセミナーを開催し今回が2回目です。
テーマ「私らしく大人になるために」。
すでに大人の皆さん。自分らしく過ごせていますでしょうか?
女性ホルモンによって体調が不安定になることは当たり前で仕方がないこととしてやり過ごしていました。しかし、この先に起きること、そして起きたときの対処法を知っているかどうかで不安なく過ごすことができます。
私たちが高校生の頃には知らなかったこと、今高校生になったつもりで先生のお話を聞いてみましょう。
ライフステージとホルモンの関係
まず冒頭、先生から「自分のライフプランをイメージできていますか?」と質問がありました。特に女性は高校を卒業して、進学や就職という進路以外にも、結婚するのか、しないのか、子供を何歳までに持ちたいか?など早めにイメージしておくことが大切だといいます。
‛なりたい自分‘を実現するためには各ライフステージで身体に起きる変化と対策を知っておくことが欠かせない、それはライフステージによってかかりやすい疾患があるからです。
女性ホルモンはギザギザの曲線
会場からどよめきが聞こえたのが、男女の性ホルモンの推移の違いについてです。女性のライフステージと疾患のスライドでみたように、思春期から性成熟期、更年期、更年期とホルモンは変化します。
思春期から性成熟期にある今、グラフの曲線はなんとギザギザ!10代から女性はホルモンのゆらぎにさらされている一方で、男性はなだらかな曲線を描いています。ギザギザのホルモンの波といかにうまく付き合うかが大事ですし、体調がすぐれない時、周りにいる人のちょっとした気遣いが大切です。
セミナー後のアンケートで男子生徒から「女性は不安定だから、男子が気遣ってあげないといけない」というコメントも。優しい声を掛けられる男性になれるといいですね。
現代女性の月経の回数はなんと450回!?
子供を産むための環境を整える月経。脳の視床下部から指令がでて卵巣から2つのホルモンが分泌されます。卵胞ホルモン(エストロゲン)は子宮に作用して受精卵のベッドとなる子宮内膜を厚くする働き。そして黄体ホルモン(プロゲステロン)厚くなった子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に整えます。
妊娠しなかったら子宮内膜がはがれ、月経が起きるわけですが、さて現代女性は一生の間で何回月経があるのでしょうか? 出産回数の多かった昔の女性に比べるとなんと450回!
これに会場はざわざわ。月経の度に具合が悪くなるのであれば、何か対策をしなければ・・・。
会場内の聞く姿勢がいっきに高まりました。