女性ホルモンマネジメントセミナー~月経を軽くする方法はあるの?~
- 社外活動

もっとも身近な月経の話で、会場内も「私の生理は正常なの?」「若いうちは不安定っていうけどそれっていつまで?」など、月経にまつわる質問があふれだしました。
そして一番の話題はピルについて。避妊のためと教わったピルが、生理を軽くすることができるとは。
今後のライフステージに合わせて知識をアップデートしておくことの大切さを、高校生以外の会場にいた大人女性も身に染みた講演でした。
さまざまな月経トラブル
人と比べて自分の生理は正常なの?生理痛があるのは当たり前なの? 毎月の不安も積もれば負担となり、そして疾病につながることもあります。
先生から正常な月経として、月経周期日数は約25~40日、出血持続時間は3~7日(平均5日間)、この範囲であればさほど心配することはないです、ということでした。
「生理が来ないときはどうしたらいいですか?」の質問に、「長く続く時はホルモンバランスの乱れが考えられます。一過性ならいいですが、3ヶ月以上来ない状態が、頻繁にあるようなら婦人科へ」とアドバイスをいただきました。
月経とうまく付き合う方法、ピルの話
女性は月経があることで、月の半分は体調の不安定を感じる方も多いと思います。人によって程度はさまざまなので、昔は「我慢が足りない」とか「みんなそうだから」という言葉で、必死で耐えていたことを思い出します。
鎮痛剤を飲んでも効かない、寝込むほどの不調は婦人科に相談。そして月経を軽くする方法。それがピルです。月経がくるのは妊娠に備えるためです。しかしライフプランによっては、今は妊娠を望まない、という時期であれば、排卵を休ませ避妊を行い、月経を軽くさせることや、月経の時期をずらすことなどもできます。
スポーツの大会があるから、旅行があるからなどベストな自分でいるために選択肢の一つとしてピルがあります。旅行の計画と一緒に月経がくるスケジュールも管理すれば、楽しい時間を過ごすことができそうです。高校生からの事後アンケートでも関心ごと第一位はピルについてでした。
ピルは避妊だけのクスリではありません。
月経が不順、月経痛が重い時は、迷わずに婦人科に相談する。自分の体と向き合う第一歩はここからです。
ピルはネットでも購入できる時代ですが、必ず医師の診察を受けてから使用してください、と吉形先生。
月経に伴う不調をきっかけに、気軽に通える婦人科ができれば、ライフプランの相談もできますね。