オプションを付けて追加で検査をするなんてまだ先のこと・・・。と思っていませんか?しかし40代の今調べておくことで、これからの変化に早めに気づけることができるのです。40代の今の状態がよければそのままキープ、食事や運動習慣を見直すのも40代からがおすすめです。
女性におすすめの検査
①経腟超音波(エコー)検査 (けいちつちょうおんぱけんさ)
40代以降の女性の場合は良性でも治療が必要な疾患や、早めに対策をとれば手術せずに済む婦人科疾患を早期に見つけられる経腟超音波検査をおすすめします。
経腟エコーは、腟内に指の細さくらいのプローブを挿入し、超音波で骨盤内の状態や腫瘍の有無を調べる検査で、かかる費用は5,000円ほど。
子宮筋腫や子宮内膜症など良性の子宮・卵巣疾患のほか、気付いたときには進行しているケースが多い卵巣がんの発見に有効です。自治体の子宮がん検診で内診台に上がる際に、あわせて受けるとよいでしょう。
②骨密度検査 (こつみつどけんさ)
骨粗しょう症が直接命にかかわることはありませんが、骨折が原因で寝たきりになったり、介護が必要になったり、健康寿命が短くなるのは圧倒的に女性が多いのです。さらに、40代以上の女性にとって骨量や骨密度の減少は、顔のたるみやしわなどにつながり、見た目年齢にも大きな影響を与えます。
40代では、まだ骨の心配は早いと思われる方も多いのですが、閉経前後から急激に減っていく骨量を維持するために、40代の自分の骨密度を知り、早めに対策をすることが大切です。 検査はX線や超音波を用いて、腕の骨密度を調べます。痛みもなく数分で調べることができ、費用も2,000~3,500円ほど。
③女性ホルモン検査
さらに、40代からは卵巣機能の変化にも気を配ってください。血液検査で簡単に調べることができ、費用は複数のホルモンを組み合わせて総合的に診断するため、10,000円~15,000円ほど。より正確な診断のため、経腟超音波とセットで調べることをおすすめしている施設もあります。
なんとなく感じている日々の不調を検査結果をもとに医師に相談すれば、ホルモン治療やサプリメントの検討など、より自分に合った対策を立てることが出来るようにもなります。