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医療現場でもオススメされる女性の強い味方、「エクオール」の働きや効果とは?

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更年期の女性の心身に起こるさまざまな不調の原因は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少にあります。

できることなら、かしこく無理なく更年期の不調を最小限に抑えたい。そんな女性に欠かせない存在として注目を集めているのが、大豆を食べた時に腸内で作られる女性ホルモンと似た働きをする「エクオール」という成分です。

しかし、エクオールを体内で生成する力には個人差があり、日本人女性の約3人に1人しか体内で作ることができないといわれています。つまり、一生懸命大豆製品や豆乳を食事に取り入れていても、約7割の女性はその大豆の恩恵をうまく受けられていないのです。

今回は、そんなエクオールの働きや体内で生成できない場合の対処法についてお話します。

エクオールってどんな成分?

エクオールは、大豆に含まれる大豆イソフラボンが「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌によって代謝されてできる成分。女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」とよく似た構造を持ち、同じような働きをします。エストロゲンが減少する更年期には、更年期障害の緩和、または対策にあたって非常に心強い存在だといえるでしょう。

 

エクオールには、ほかにもさまざまな美容・健康効果があります。

 

<エクオールに期待される効果>

 

・体をさび付かせない「抗酸化作用」

・骨密度の減少を抑え、骨の健康を保つ「骨粗しょう症予防効果」

・皮膚の老化を防ぎ、肌コンディションを保つ「美肌効果」

・内臓脂肪の蓄積を抑える、脂質を改善する「メタボ改善」

・血管をしなやかに保つ「抗動脈硬化」

・動脈硬化やメタボリックを改善して予防する「脂質代謝改善」

 

つまり、女性がすこやかに美しく、いきいきと毎日を過ごすために欠かせない成分こそがエクオールなのです。

エクオールを「作れる人」と「作れない人」がいる

以前は、更年期の症状を軽減したり、美しさを保ったりする効果は大豆イソフラボン自体にあると考えられていました。しかし、実際に力を発揮しているのはエクオールであることがわかった今では、大豆イソフラボンをエクオールに変換する腸内細菌・エクオール産生菌の働きがカギになると考えられています。

 

最近の研究では、ほとんどの人(約97%)がエクオール産生菌を腸内に保有しているにもかかわらず、実際にエクオールを産生できる人は少ない(約22%)という結果も出ています。大豆イソフラボンを摂取しても「ダイゼイン」という成分のまま体内に吸収されてしまいます。

 

「大豆製品や豆乳を意識的にとっているのに、あまり効果が感じられない」という人は、ひょっとするとエクオールを作ることができないのかもしれません。

 

「自分はエクオールを作れているのかな?」「そもそも自分の腸内でエクオール産生菌は働いているのかな?」と思ったら、エクオール検査(ソイチェック)実施医療機関で検査してみましょう。検査方法は、尿検査だけなのでとても簡単。食事から取り入れた大豆は、エクオールに変換されても、ダイゼインのままでも、尿と便から排泄(排出)されます。そのため、採取した尿にエクオールが入っていれば、エクオールを作れていると判断できるのです。

 

また、病院へ行かなくても郵送でソイチェックが可能なキットも販売されているので、そういった物を利用するのもおすすめです。

エクオール郵送検査キット「ソイチェック」

エクオールを作れる人はどんな人?

エクオールを産生できる人とできない人の違いはまだ研究段階ですが、食事の内容と腸内環境、そして生活習慣が大きく影響していると考えられています。つまり、エクオール生成を促すには良好な腸内環境が欠かせません。腸内細菌のエサになる根菜、海藻、キノコなどの食物繊維を積極的に取り入れ、お腹の調子を整えましょう。

 

また、エクオールを作れる人と作れない人では、大豆を摂取する頻度に差があることがわかっています。ある調査によれば、ほぼ毎日大豆を食べる人の中には、エクオールを作れる人が約50%の割合で存在したのに対して、あまり食べない人はその半数以下にとどまりました。豆腐や納豆などの大豆製品をとる回数を増やすことも、エクオールを生み出す力を高めることにつながるといえるでしょう。

さらに、腸内細菌は一定ではなく、食生活やストレスの有無、睡眠時間、運動量などの影響を受けて変動します。規則正しい生活とバランスのとれた食事を心掛け、エクオール産生菌を活発化させましょう。

 

もし、「エクオールを作ることができない」という結果が出てもあきらめないで!エクオールを直接摂取できるサプリメントで補いつつ、腸内のコンディションを整えましょう。

1日10mgを目安に摂取すれば、必要量のエクオールをコンスタントに体内に取り入れることができ、常に体内にエクオールがある状態を作ることができます。

最近はいろいろなメーカーからエクオールサプリメントが出ていますが、大切なのは1日10mgをきちんと摂ることができるかどうか。安くて手軽だと思って買ったサプリメントほど含有量には注意が必要です。長く飲み続けるものだからこそ、医師が監修しているものや他にどのような成分が入っているのか、きちんと調べて安心し納得できるものを取り入れてみましょう。

この記事を監修した吉形先生が在籍する「浜松町ハマサイトクリニック」でもソイチェックができます