エクオールを産生できる人とできない人の違いはまだ研究段階ですが、食事の内容と腸内環境、そして生活習慣が大きく影響していると考えられています。つまり、エクオール生成を促すには良好な腸内環境が欠かせません。腸内細菌のエサになる根菜、海藻、キノコなどの食物繊維を積極的に取り入れ、お腹の調子を整えましょう。
また、エクオールを作れる人と作れない人では、大豆を摂取する頻度に差があることがわかっています。ある調査によれば、ほぼ毎日大豆を食べる人の中には、エクオールを作れる人が約50%の割合で存在したのに対して、あまり食べない人はその半数以下にとどまりました。豆腐や納豆などの大豆製品をとる回数を増やすことも、エクオールを生み出す力を高めることにつながるといえるでしょう。
さらに、腸内細菌は一定ではなく、食生活やストレスの有無、睡眠時間、運動量などの影響を受けて変動します。規則正しい生活とバランスのとれた食事を心掛け、エクオール産生菌を活発化させましょう。
もし、「エクオールを作ることができない」という結果が出てもあきらめないで!エクオールを直接摂取できるサプリメントで補いつつ、腸内のコンディションを整えましょう。
1日10mgを目安に摂取すれば、必要量のエクオールをコンスタントに体内に取り入れることができ、常に体内にエクオールがある状態を作ることができます。
最近はいろいろなメーカーからエクオールサプリメントが出ていますが、大切なのは1日10mgをきちんと摂ることができるかどうか。安くて手軽だと思って買ったサプリメントほど含有量には注意が必要です。長く飲み続けるものだからこそ、医師が監修しているものや他にどのような成分が入っているのか、きちんと調べて安心し納得できるものを取り入れてみましょう。