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更年期世代だけのものじゃない!エクオールがもたらすうれしい美容効果

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エクオールは、ホットフラッシュや肩こり、イライラといった代表的な更年期症状の改善に効果ができる成分として知られていますが、実はエクオールの働きは更年期症状だけではありません。

骨密度の減少や皮膚の老化の抑制、メタボの予防・改善などの美容・健康効果から、若い女性のPMS対策まで、幅広い年代にうれしい効果が期待できることが、近年様々な研究から明らかになっているのです。

 

今回は、エクオール研究の第一人者である吉形玲美先生監修のもと、エクオール含有サプリメントがもたらすうれしい効果のほか、摂取する際の注意事項についてもお話します。

酸化よりも悪い!糖化(AGE)抑制への期待

AGE(エージーイー)とは、糖質とたんぱく質が組み合わさってできる物質。パンケーキ、食パン、焼きおにぎり、から揚げ・・・。誰もが食欲をそそられる、茶色い焼き色のついたおいしいものほど、AGEが大量に発生しています。これが体内で増加すると、コラーゲン繊維や血管などの老化が進み、美容面に悪影響を与えるだけでなく、さまざまな病気のリスクが高まるといわれています。

 

<AGEが高い人の特徴>

糖尿病、または血糖が高めの方

お菓子や甘いものをよく食べる方

炭水化物が好き、よく食べる方

野菜をあまり食べない方

喫煙する方

ストレスを感じやすい方

運動不足の方

 

ところが、うれしいことに、エクオールはこのAGE及び内臓脂肪の減少に影響を与えるという研究結果が得られたのです。幅広い年代の女性だけでなく男性のメタボ対策にも一定の効果が期待できることもわかってきました。

飲み始めるのは20代からでも!PMSにも有効なエクオール

そして驚くことに、エクオールには、女性ホルモンの分泌が多い人に対しては女性ホルモン作用を穏やかに抑制し、逆に減少してきている人に対しては女性ホルモン様作用を補う働きがあるのです。そのため、更年期世代の方はもちろん、PMS(月経前症候群)で悩んでいる20代、30代の方にもおすすめです。

自分の腸内でエクオールが作れる方であっても、食生活や生活習慣などによって、その産生量は乱れることがあります。そのため、エクオールが作れるか作れないかをチェックすることはもちろん、定期的に検査を受けて、産生量の変化を確認することも大切です。

また、エクオールをある程度体内で生成できるとわかっている方であっても大豆製品を毎日食べるのは大変です。

「今日は大豆製品を全く食べていないからサプリを飲もう」といったように、日によって飲んだり、飲む粒数を変えたりするなど、食生活やライフスタイルに合わせて飲むのもおすすめです。

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エクオール含有サプリメントを飲むときの注意点

サプリメントはあくまでも食品なので、食物アレルギーには注意が必要です。エクオール含有のサプリメントの主成分は大豆イソフラボンから作られているため、大豆アレルギーの方は飲むのを控えましょう。

 

また、意外と見落としがちなのが、配合されている成分の種類や量です。市販の商品によっては、主要成分以外にビタミンやミネラルなど、さまざまな成分が配合されている物もあります。ですので、もしほかのサプリメントも飲んでいて、それと重複する成分があった場合、過剰摂取になる可能性があります。エクオールは1日10mgが適量です。そして、エクオールの主成分となる、大豆イソフラボン含有のサプリメントとの併用は避けることをおすすめします。(食事で自然に摂取する大豆イソフラボンは特に心配はいりません。)

 

 

人によってはホルモン療法の代替にもなるといわれるエクオール。その成分は大豆なので、いきなり病院で治療を受けることに抵抗がある方でも気軽に始められる点も魅力の一つですね。

大豆のパワーを味方につけて、美容・健康対策にも積極的にエクオールを取り入れていきましょう。

この記事を監修した吉形先生が在籍する「浜松町ハマサイトクリニック」でもソイチェックができます