早発閉経が疑われる症状は、生理の間隔が空いたり、反対に1ヵ月のうちに何度も生理が来たりといった生理不順や、何ヵ月も生理が来ない無月経などさまざまで、ほてり、発汗、動悸、不安感、イライラといった、いわゆる更年期症状を伴うこともあります。
生理周期の乱れは、ストレスやダイエットなどの影響によっても起こるので、経験したことがあるという女性は多いでしょう。つい、「このくらいはいつものことだから」「今までもあったから大丈夫」と流してしまいがちですが、生理が来ない状態が数ヵ月も続いていたら、一度は婦人科を受診しましょう。
早発閉経が疑われる場合、子宮や卵巣の診察をした後、卵巣機能を調べるために血液検査をしてホルモン値を測定した上で診断を確定します。
<早発閉経と診断されるおもな条件>
・40歳未満である
・無月経の状態が3~6ヵ月にわたって続いている
・血液検査の結果、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体ホルモン(LH)の値が高く、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の値が低い
将来的に妊娠を希望している場合は、ホルモン値を調べる血液検査の際に「いつまで妊娠できるか」という見通しをつけるAMH検査も受けておくといいでしょう。