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ホルモンバランスを整えるツボ3選

  • フェムケア

生理前、生理中・・・と、1ヶ月のうちで調子がいい時期のほうが少ないのでは?と思うほど女性の体はめまぐるしく変化をしています。調子が悪いのも女性だから仕方がない?

少しでも楽になる方法はあります。それがフェムケア。女性のためのケアだからフェムケアです。一般的に「よい」と言われていても、自分に効果があるかは自分にしかわからないものです。

自分にあうフェムケアを探していきしょう。

 

今回はツボ押しです。

ツボは単なるマッサージではなく、WHO(世界保健機関)でも正式に認められている施術です。ツボを刺激することで、不調の改善が期待できるといわれています。

今回は「三陰交(さんいんこう)」「血海(けっかい)」「陰陵泉(いんりょうせん)」という3つのツボをご紹介します。

どれも女性ホルモンのバランスを整える以外に特徴的な作用を持っているので、お悩みにあわせて日々のケアに取り入れていきましょう。

 

①【三陰交】生理トラブル、ホットフラッシュ、冷え・むくみに◎

内くるぶしに小指を添え、そこから指4本分上の骨のきわにあるのが三陰交です。

このツボは「女性の不調に対する万能のツボ」ともいわれていて、生理トラブルのほか、ホットフラッシュや冷え、むくみといった更年期の諸症状にも効果が期待できます。

押し方は親指の腹を使って5秒間、ご自身が痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押してあげましょう。これを、左右それぞれ5回ずつ繰り返します。

 

②【血海】プレ更年期にもおすすめ。生理痛や冷え、倦怠感の緩和に◎

ひざのお皿の内側から指3本分くらい上に上がった場所にあるのが血海で、その名のとおり、血流を良くするツボです。

「婦人科系に良いツボ」といわれ、特に下腹部の血流が良くなるので、生理痛や冷えなどの改善につながるほか、血の巡りが良くなることで全身の倦怠感の緩和が望めます。

また、このツボは30代後半~40代半ばのプレ更年期にあたる方にもおすすめ。この時期は、更年期症状に似た不調が出やすくなるのですが、これは卵巣機能の低下によって女性ホルモンの分泌量が減少しているからではなく、体の冷えや生活習慣の乱れが原因であることが多いからです。

そこで、血海を押してあげると子宮や卵巣周りの血流が良くなり、不調の改善が期待できます。

血海を押すときは、手のひらの親指の付け根部分を使って、5~10秒くらいしっかり押してあげましょう。ポイントを押すというより、全体をマッサージするようにほぐしてあげるのもおすすめです。こちらも、左右5回ずつ押してください。

③【陰陵泉】むくみ、胃腸の不調などに◎

ひざ下の内側にあるくぼみから、指4本分下がったあたりにあるくぼみが陰陵泉。押すと軽く痛みがあります。

「湿気取りのツボ」といわれるほか、ホルモンバランスを整えるツボとしても有名です。「泉」という字が使われていることからも想像できるとおり、むくみや夏バテ、食欲不振、下痢といった胃腸の不調など、体内に水が溜まっていることで起こる症状に効果的といわれています。

このツボも親指の腹を使い、痛気持ちいいくらいの強さで5秒間、左右5回ずつ押してあげましょう。

手軽にできるツボ押し。注意点は?

いつでもどこでも手軽にできるツボ押しですが、アザができてしまうほど強く押すのは避けましょう。自分の感覚で心地いい、あるいは痛気持ちいいと思うくらいの強さが目安です。

また、ツボ押しというと、先の尖ったものでグリグリ押すイメージがあるかもしれませんが、多少位置がずれていてもツボの周囲を刺激できるよう、指の腹や手のひらを使って押すのがおすすめです。お風呂上りに、お気に入りのアロマオイルやボディクリームを使うのも良いですね。寝る前にすることで、寝ているあいだに老廃物が流れて、翌日はスッキリした気分になると思います。

 

手軽なツボ押し、自分のペースで無理なく取り入れることで、不調の改善にぜひお役立てください。