片頭痛の症状が出る時間や頻度には、個人差があります。痛みが数時間程度で収まることもあれば、数日間続くこともあります。また、数時間おきに痛みが生じる場合もあれば、数日おきの場合もあります。
いずれにせよ、痛みが続いているあいだは、日常生活に支障をきたしかねません。痛みがひどくてつらいときには、次のような対処法を試してみましょう。
①こめかみを冷やす、押さえる
片頭痛が起きているとき、脳の血管は広がり、炎症を起こしています。そのため、入浴やマッサージをして体を温めると、さらに血管が拡張して痛みが増す可能性があります。
片頭痛の痛みをやわらげるには、冷たいタオルや冷却シートなどでこめかみを冷やすのが効果的。このほか、こめかみを押さえて一時的に血流を阻むのも有効です。
②静かな暗い部屋で休む
片頭痛のときに無理に体を動かすと、痛みが増してしまいます。また、騒音やまぶしい光によっても痛みが増幅することがあるため、静かな暗い部屋で休むのがおすすめ。できれば横になって、安静に過ごしましょう。
③カフェインをとる
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があるため、痛みの出始めに飲むと片頭痛の症状が緩和することがあります。ただし、慢性的なカフェインのとりすぎはNG。反対に、頭痛を引き起こす要因となるため、適量を心掛けましょう。